ドッグフード、キャットフードについて

2013/06/21

動物たちの食事について考えてみよう。
最近のペットフードの質の向上には目覚ましいものがあります。あまりに種類が多すぎて、どのメーカーのフードを選択したらよいのか、迷われる方も多いと思います。各メーカーとも、栄養のバランスを考えて作っているようです。
そこで、皆さんに1度考えていただきたいのは、栄養のバランスって一体何のバランスの事なのだろうかという事。そもそも栄養って何なのでしょうか。
多くの人が、耳にした事のあるビタミンCの話を1つ例にあげてみましょう。
『アメ玉1個にレモン100個分のビタミンCが入っています』という宣伝があります。すると、アメ玉1個口にすれば、レモン100個食べたのと同じ効果が あるように思ってしまいますが、しかし、レモンの木にはビタミンCがなっているわけではないのです。 レモンとしてなるから、ビタミンCが生き生きと活躍することができるわけで、他に無数に含まれるレモンの要素からビタミンCだけが分離されて100個分 あったとしても、それは、生きたビタミンCではなく生命力を失ったビタミンCが100個分あるというだけの話。 100個分のアメ1つよりも、レモン1個かじった方が良いに決まっています。
別の視点から栄養のバランスを考えてみましょう。
食べ物には、体をあたためる物と、体を冷やすものがあるのは、誰もが理屈抜きで、経験上知っています。真夏に鍋物が食べたくなったりは、普通はしませんよ ね。これを食養では陰・陽で表現します。 そして、皆さんが何の疑いもなく信じ込まされている現代栄養学には、全くこの視点が欠落しています。食物を単なる物質として分析し、成分をバラバラにし、 陰陽を無視した上で、それでいてバランスのとれた食事などありえるのでしょうか?
あげくの果てに健康を維持する為には、1日に何十種類もの食品が必要であるとか。

 

まず、栄養素(食物)は、単なる物質ではありません。大気を通して、宇宙から地上にそそがれる天の気と、地球そのものからわきあがる地の気がうまく調和して、形になったものであるという感覚が大切です。
(仙人やヨガの達人は、形になった食物を食べなくても、ダイレクトに天の気地の気を体内に吸収調和できるから、かすみを食べても生きてゆけるのでしょう。)
そして、バランスをとるためには、最低限、水や食べ物に素直に感謝できる心が必要です。その心をもって、食べ物を選択していただけば、自然に陰陽、その他、体が欲している物のバランスがとれるはずです。

 

動物の場合は、飼い主である皆さんが、動物達の食事のバランスを判断しなければならないのですから、 責任重大ですね。食事が原因で健康を害するのは、人も動物(特に飼育動物)も同じです。とくに、飼育動物達は、自分で食事を選択することができません。散 歩中に草や石を食べて、バランスをとろうとあがく事が、唯一、彼らに許された選択になってしまう事もあります。が、彼らの食事のバランスは、皆様のセンス (素直な心)にかかっています。

 

尚、当院では、食事や栄養のバランスに対する皆様の審美眼が、開眼されるお手伝いをさせていただいております。お気軽に御相談下さい。尚、食材やサプリメント、その他、機能性食品に関しては、その子に本当に合っているかをチェックした上でアドバイスさせていただきます。